水平野(すいへいや)

思ったこと考えたことを書いていく

kizimaの負利子金融に関する考察

・自己紹介

初めまして、今回この【負利子金融】について執筆をさせて頂きましたkizimaと申します。

あまり、こういうテーマについて執筆をする経験がないため、最初は苦戦しましたがとても有意義な時間になりました。去年の4月から地元の田舎に戻り、家業を継ぎながら細々と色々な副業を体験させていただいております。

 

・負利子金融についての感想

一見すると、貸し手にメリットのない金融で、成り立たないと感じましたが、契約時に貸し手のメリットになる条件をつけることによって成り立たせるのはとても興味深いと思いました。

似たような言葉で「マイナス金利政策」がありますが、こちらは金融機関が中央銀行に預金する際に利子がマイナスになる金融政策です。これによって金融機関は日銀には預金しなくなり、かわりに企業などに資金がまわりやすくなり景気が良くなることが期待されています。

マイナス金利政策では、強制的に、貸し手が従来の借り手に貸しづらくさせることで、他の借り手を積極的に探させることを促しますが、負利子金融では、貸し手自らが最初に不利な条件を選んでいる点が最も異なる点だと思いました。

 

・負利子金融についての自身の考え

負利子金融を使い、貸し手と借り手がWinWinになる条件を自分なりに考えました。

貸し手が借り手に仕事を依頼する際、報酬金を相場よりも安くします。そして、安くなった分の補填のために負利子金融を使います。貸し手の払うトータルの費用(報酬金+負利子)が相場より安くなり、借り手の報酬に対する税率がさがり、総支給は下がるけれども手取りが多くなる状態になればWinWinが成立します。

ただ、負利子における、借り手が多く貰える分の税率が私にはわかりません。一般的に投資で儲けた分の税率は約20パーセントですが、同様のパーセンテージが適用されるとすると、この考えは実用的ではありません。むしろ、この考えが実用できるなら、すでに色々なところで活用されており、またはすでに活用されていたでしょうし、それに対しての政府としての対策もすでに練られていて、禁じ手とされたと思います。

そう考えると、何かモノを条件に負利子金融を使うのもあまりメリットを感じられなくなりました。負利子金融の仕組みを使わなくとも、正利子金融と、別にそのモノとの売買契約を結んでもトータルの貸し手、借り手の収支は変わらないだろうと思います。

ただ、売り手が買い手に商売をする際の、見せ方のひとつとして、お得に見せられるのかな、とは思います。

「100万円貸します。返す時は105万円で返してください。あと、この商品を5万円で売ります。」よりも

「この15万円の商品を買っていただくだけで、100万円を借りられますよ。また、返す時は90万円返すだけでいいんです!」の方が魅力的に感じる人は多いと思います。