水平野(すいへいや)

思ったこと考えたことを書いていく

民間負利子金融

いままで、負利子金融について考察したり意見を集めてきた。
ここで、いったん話を整理してみよう。

まず、日本において、日本の中央銀行である日銀によって、2016年1月に「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」、いわゆるマイナイス金利政策が実施された。
また、2014年11月、債券市場で日本の新発2年物国債の利回りが低下し、-0.005%と利付国債としては初めてのマイナス利回りとなった。

このように中央銀行や市場での国債のマイナスの金利はあり得ることで、この上で、では民間でマイナスの利子があったらどうだろうか、というのが私が考察していることだといえる。

ここで個人や法人、民間銀行など、民間におけるマイナス金利での金融を民間負利子金融と呼ぶことにすると、個人同士、個人と法人、法人同士でのマイナス金利でのお金の貸し借りが成り立つかどうかが観点となる。

いままで公募してきた負利子金融についての意見では日銀によるマイナス金利政策に対する言及が多かった。
もっとも負利子金融として代表となるのがこのマイナス金利政策になるためだろう。

今後は民間負利子金融に限定して意見を募るとおもしろいかもしれない。