水平野(すいへいや)

思ったこと考えたことを書いていく

あの頃の事

15,6歳のころのことを振り返ってみたい。

このとき両親が別居した。

もともと仲が悪いというか、今思えばとても奇妙な家族関係だった。
というのもこのころまで、私は両親の会話を聞いた記憶がない。

父と母の間で全く会話がないのが普通だという世界で生きていた。全く違和感を感じなかったし、むしろ他の家族で会話があることが何か奇妙に感じるという始末だった。
会話らしい会話を初めて聞いたと感じたのは、高校卒業の前、父が入院したこともあって、母が病院に来た。

そこで初めて両親の会話を聞いたという気持ちになった記憶がある。

そういった今振り返ってみれば奇妙な世界に生きていたということもあったのか、別居というイベントが、無意識のままストレスになっていたのかもしれない。とても無気力で、何か自分でも自分を制御できない感じになっていた。

元々の性格が引っ込み思案だったというのもあるだろうが、会話というのができなくなっていたと記憶している。

今でもある意味同じだが、人とのかかわりに恐怖感があったように思う。

家族のこと以外でも色々あったことも影響していると思うが、対人恐怖症とでもいえばいいのか、そういった感情がとても強かった。

何かこわばっていたというか。

なんだったんだろう。