自己紹介
初めまして。クラウドワークスで活動をさせて頂いているayumingshi3と申します。以前まではコールセンターで働いていましたが、4年前からフリーライターとして活動をしています。
今回はクラウドワークスで応募をした所、依頼をして頂き、今回のテーマである『負利子金融』について執筆をする事になりました。
負利子金融についての感想
私たちが通常考えているお金の貸し借りには利子が存在し、利子は0より大きく貸し手側は貸した金額に加えて利子分をもらうことが出来ます。しかし利子が0より小さく利子率がマイナスになるものも存在しています。それが負利子金融です。
負利子金融について始めて知ったときその性質に驚きました。なぜなら利子が0より小さければ貸し手側にメリットがなく貸し借りが成立しないと考えられたからです。
しかし負利子金融の特徴は、貸し手側が損をしないようにするために決められる条件があり、その条件次第で貸し借りが成立するという仕組みになっています。この条件の内容が負利子金融にとって最も大切な部分と言えます。つまり条件が双方納得のいくものであれば負利子金融でのお金の貸し借りは成立すると思います。
しかも借り手側は利子率がマイナスなため返済額を少なくできるというメリットがあり、貸し手側も貸した金額以上の価値を享受できるというメリットが存在しています。このように負利子金融は貸し手側にも借り手側にもメリットが存在する仕組みです。
そのため条件を設定する難しさはあるものの特徴をしっかり理解して行えば十分に機能する金融の仕組みだと思われます。
負利子金融についての自身の考え
負利子金融での取引は双方の合意があれば十分に可能だと感じるが、マイナス利子分を補う条件が明確ではないためやや確実性に欠ける印象があります。
自分にとっては負利子分を補うことができる価値を見出だせるものを条件として出しても相手にとってそれが同等の価値を有するかどうかはわかりません。そのためどのように価値を共有するかが難しいと思います。
またその価値が短期間で変動することも考えられるのではないでしょうか。お金であればある程度の価値が保証されるが、例えば金や株式などの金融商品であれば価値の変動は常に激しく起こってしまうと考えられます。
貸し手側は正利子でお金を貸せばいくら返ってくるか収益の予想を立てることができるが、負利子の場合は条件や価値の変動により収益の予想が難しいように思います。そのため貸しにくいという問題点もある。このように負利子金融には様々なリスクが考えられるため扱いにくい金融の仕組みだと言えると思いました。
しかし全く使えないかというとそうは言い切れません。負利子金融の考え方はある種クラウドファンディングや株主優待などに通じるものがあります。寄付や投資とはもちろん性質に違いがあるがお金を別のものに変えて価値を生み出すという考え方は似ている部分があります。
つまり借り手側が価値を明確に保証し、貸し手側がそれに納得をした上でお金の貸し借りが行われれば問題はないです。負利子金融は条件設定や価値の共有に難しさがありますが、貸し手と借り手の両者がメリットを享受し合意がなされれば成立する金融制度です。