水平野(すいへいや)

思ったこと考えたことを書いていく

古代と中世の超古代ブーム

超古代文明、人をときめかさずにはいられない言葉。

それは古代のその時にすらあった言葉だ。

例えばエジプト。

約2000年前の古代ギリシアではエジプトのピラミッドは超古代文明の遺跡として知られていた。それは当然の話で今から4000年前、当時からも2000年前の話の遺跡だった。

例えば中国。

古代の漢の時代ではそのはるか前にあった殷、夏などの伝説的な超古代文明が知られていた。

そして、アトランティス文明。それは古代ギリシア時代に言われ、今では謎の文明といわれているが、私はただ普通に考えて南北アメリカ大陸のことだったと書いた。 

inmthrnb.hatenablog.com

 今回はその主張をもう少し補強する。

まず当時の古代ギリシアなどの地中海ではさかんに航海が行われていた。また科学も発達し地球が球体であることも知られていた。ただし航海技術は未熟で地中海での航海が良く行われていたに過ぎない。しかし地中海以外でも航海はあっただろう。そして当時のことである。漂流もあったはずだ。そこで海流の話が絡む。

北大西洋海流 - Wikipedia

大西洋の海流はアフリカ西岸から南北アメリカ東岸にかけてのものと北アメリカ東岸から北大西洋にかけてのものがある。

つまりある程度の航海技術があれば航海ではなく漂流で大西洋を挟んだ向かいの大陸に自動的に流れ着いてしまうことがある。この循環海流に乗った人の流れがわずかながらあったのではないかと思う。

そして大航海時代。

南北アメリカ大陸をヨーロッパ人が発見したとき彼らはそれをアトランティスと考えなかっただろうか。それはまたは、当時のアメリカ人はヨーロッパ、アフリカ大陸の発見でもあったといえるのかもしれないが、彼らは古代の言い伝えを思い起こさなかっただろうか。

このように考えを巡らせることはごく自然なことだと思うと同時に、なぜ現代では謎として扱われているのかという謎も残る。

真のなぞはそれではないだろうか。