私は長らく人体の運動をどうすれば効率的に電気エネルギーに変換できるかに関心を持っていた。例えば自転車で人間のエネルギーから電気エネルギーに変換することはよく知られていることだ。夜間のライトをつけるのは人体のエネルギーを利用していることは自転車に乗る人には日常のことだ。
ただしそれは足のみの負担で実現しているので体全体を使っているわけではなくエネルギーの取り出し量はそれほどでもない。
例えば舟を漕ぐ動作ならより体全体を使っているので量は大きいがまだ効率が悪い気がしていた。
そこでベンチに座っている老人が杖を使って起ちあがる動作をヒントにより取り出し量が大きい装置を考えてみた。
縮み動作と伸び動作を交互に繰り返し、補助的に重りを使う。足、背筋、腹筋などまんべんなく使うことができると思う。またここでは腕の動作は省略しているが腕も重要な要素となる。
これは一人用の器具だが、2人用にすることもできるし往復運動から回転エネルギーにすることは可能だ。
これを発展させて具体的なアイデアにして特許をとれればいいなと考えている。