水平野(すいへいや)

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ベーシックインカムの副作用のない導入方法

今回はベーシックインカムの副作用のない導入方法について考える。

一般的に言われているベーシックインカムは大きな一定額を一年間支給する政策だ。景気対策や雇用の不足による社会不安を解消することが期待されているが、副作用、つまり予算が大きくなる欠点も同時に指摘される。

しかし効果的かつ副作用なく導入することは可能であると私は思う。それはある期間ごとに支給額をアップ(2倍に増額)、ステイ(維持)、ダウン(半分に減額)の3つの選択肢から選び額を決めるというものだ。

例えばまず1か月で1000円のベーシックインカムを導入することを考えよう。まず一人当たりの月の支給額を(額A)とする。導入の決定が2020年の1月で支給開始が2020年6月だったとする。この場合2020年7月の支給額をどうするかの会議を2020年の5月に開き選択肢を決める。この場合はアップだと決まったとしたら、(額A)は6月1000円、7月2000円となる。また6月はこの決定を確定するかどうかの会議を開き確定でなければステイとなる、とすれば急激な出費はなくなる。

このようにある月で次月の(額A)を3つの選択肢の中から1つ選ぶやり方であれば柔軟にかつ副作用がほとんどない。例えば経済対策を優先したいなら、常にアップを選べば10か月後には(額A)は約102.4万円になるし年間支給額は1000×2の指数の積分となりかなりの額になる。もちろんそこまで極端にアップすることはないだろうが

もちろん導入時の額が少なければ効果も目に見えてきづらくなるが、いくつかの政策と組み合わせれば政治効果が高い。例えば支給されるときマイナンバーカードを保持していれば(額A)は全額だがそうでなければ半額になる、とすればマイナンバーカードの取得率を大幅に上げることが可能だろう。

このように財政と経済との関係だけでなく、支給するということそのものの効果に期待できるので、初めは低額で柔軟な対応でも良い。もはやベーシックインカムを導入する道だけが幸福社会へとつながる。