参議院選挙が近い。
しかし、投票率はあまり上がらないだろう。
「参院選 どうなる?投票率」(ここに注目!)2019年07月19日 (金)
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/371370.html
という記事をふと見てみたら、あまり投票率は期待できないが義務なので行こう、という論調だ。しかし、与党も野党もダメという雰囲気があるなかで国民の崇高な義務だから行かなくてはダメだなんて呼びかけても無駄だろう。
現状の民主主義の選挙制度は、人間は崇高な義務感を持って喜んで行動する、というおおよそ現実を無視した前提の下での制度だ。
これでうまくいくはずがない。
だが、単純な方法でうまくいかせることもできる。それは投票すると現金がもらえる、というものだ。例えば今回の参議院選挙で投票したら1万円もらえるとしたら、投票率は跳ね上がるだろう。
もちろんその分費用は掛かる。日本の有権者が1億くらいだとしたら、1兆円かかるということだ。でも、それの何がいけないのだろう。
最近は経済が悪い。消費を呼び起こすなら現金を配布するのが手っ取り早い。つまり選挙の投票率の向上と景気対策を兼ねる政策だ。それにもともと選挙には費用が掛かる。1兆円くらい上乗せしてもいいのではないか。
いずれにせよ現状の民主主義は崇高には決してなれない人間性というものを無視した制度だ。もう21世紀になってからだいぶ過ぎた。そろそろ合理的な制度になってもいいのではないか。