水平野(すいへいや)

思ったこと考えたことを書いていく

人材流動化と東京

NewsPicksを読んでいたら、ふと次の記事が目に入った。

newspicks.com

NPらしいコメントが並ぶが、その中で解雇規制を撤廃すればいいというコメントが気になった。そうすると人材流動化が起きるのだとか。確かにそうなるのかもしれないが、それで解決なんてするだろうか?だから、それを意識してこうコメントした。

無能な大企業の経営者を従業員が自由に解雇できるようになったらよくなるんじゃないかなよーしらんけど。

 安易な思いつきだが、しばらくしてから改めて考えてみたら、意外といいんじゃないかという気がしている。

真の人材の流動化

真の○○なんて、なんでも突き通せる矛となんでも防げる盾のごとく、言葉にはできてもこの世には存在しないものだ。けど、あえて「真の人材の流動化」を考えてみると、本当に足りない人材ははっきり言えば有能な経営陣だ。従業員が経営陣をいつでも自由に解雇できる仕組みがあればそれはあっという間に解決する。もちろん今でも株主がそういうことができるわけだが、それは今では経営陣の流動化ということでは意味がない。株主の本音は目先の金になるかどうかなのだから。

東京

そしてそういえば、と思ったのが東京だ。非生産的で非効率的な都市の象徴。そこで東京税を作ったらどうだろうかと思う。東京にいるだけで毎年一人あたり10万円の人頭税を徴収すれば、あっという間に財政と東京の一極集中が解決する。人材流動化も活発になるだろう。すぐにやると混乱が起きるだけなので10年後に実施する、と決めれば財政はすぐには効果はないが、とりあえず地方の活性化にはつながるだろう。

終わりに

今の日本に足りないのは何だろう?それは「真の」効率化だ。だが今のメディアとネットにあふれているのは無能でも資産があれば安泰な、今はやりの言葉でいえば「上級国民」のための効率化だ。でも彼らのための効率化なんていったい何の意味があるのだろう。

今求められているのは、単純で明快な、こうすればいいだろ、というアイデアではないだろうか。