水平野(すいへいや)

思ったこと考えたことを書いていく

会社は作りたいが社長にはなりたくない

もしも私が会社を作ったら、そんなテーマでいくつか記事を書いてきた。あんな会社があればいいのにと自由に発想していくのは楽しいものがあり、本当に作る気になっている。だけど、作る気はあっても社長になりたいわけではない。今回はそのことについて書く。

社長の役割って

社長の役割とは何だろう。会社が大きくなればより複雑になる。部長などがいて、など。社長がやるべきことはそれだけ多くなる。社員を部下を管理し、会社の方針を決め、会社の運営を考え…。色々と大変そうだ。

私は社長になったこともないし、なろうとしたこともない。だから社長が具体的に何をするのかは分からない。けれど大変そうなのは分かる。

マネジメントは他の人にやってもらいたい

私は管理とかマネジメントといえばいいのか、そういうのに興味がないし、自分にもあっていないと思う。仕方なくやらざるを得ない場合もあるかもしれないが、例え給与が低くなったとしてもできるならやりたくない。

でも私は今は会社を作りたいと思っている。普通はそれって社長になることだと思うのだけど、でも私はなりたくない。やりたいこととやりたくないことが衝突している。どうすればいいのだろう。

人体型運営

色々と思案しているうちに思いついた。社長は人体で言えば内臓であって欲しい。どういうことかというと人体は脳、内臓、手足とある。実際にはもっと複雑なのだろうけどざっくりいえばそう。で、私は脳の役割を担いたい。つまり考えること、考えたことを体に伝え動かす。それをやりたいのだ。

でも内臓のようなことはできない。各臓器を連携させ生命を維持する、そんな器用なことはできない。それは社長にやってもらいたい。

そのために中枢課という会社の中で脳の働きをする課を存在させ、そこに私が所属するようにすれば、様々なことが解決する。私は脳の役割に専念し社長は内臓の役割に専念することでお互いの負担が減る。

それに私の会社は人体的な組織になっています、なんて言えたら何となくかっこよくないだろうか?どうだろう。

もしも、ではなく本当に会社を作りたい

今までいくつか「もし私が会社を作ったら」というテーマで記事を書いてきた。それらは初めは単なる妄想のようなものだったが、今でははっきりとこういう会社を作る!というのが固まった。

今まで書いてきた記事で、日本から発信の韓国語ニュースサイトと新形態ニュースハブについて書いたが、私はこれらの発想に基づいた会社を作りたいと考えている。

詳しくはこうだ。まずその会社は2つの事業を手掛ける。メディアとITだ。メディア部門とIT部門は仮想的に分離独立していて、あたかも2つの会社があるかのように動く。そして、時には連携し、時には議論していく。

メディア部門では何をするか

メディア部門は日本、日本人の視点から韓国国民に向けて韓国語で情報を発信する。重点的には、今の韓国のマスコミでは足りないもの、特に日本の情報を補い、また韓国のマスコミが発信され訂正されなかった誤った情報を訂正する。それ以外にも韓国国民が必要とする既存の韓国マスコミが発信しているような情報があるならそれも報道する。

これらの方針はまだ単純すぎるのでさらに発展させていく必要があるだろう。ただ、方向性は大きく変わらず行くだろう。

inmthrnb.hatenablog.com

ただし不安要素もある。というのもこのメディアはかなり特殊だ。日本の視点での記事ということは日本人が中心になるが、発信は韓国語なので韓国人か韓国語ができる日本人が必要ということだ。これは普通のよくあるメディアと比べれば難易度が高いのは誰の目にも明らかだろう。これは課題だ。

IT部門では何をするか

IT部門はニュースハブを作り運営する。ニュースハブというのは日本で言えばヤフージャパンのポータルサイトのようにいくつものメディアの記事を買い集め、統合してニュースを配信するようなサイトだ。ヤフージャパンのポータルサイトはニュース以外にも様々なサービスを行っているが、私が作りたい会社ではニュースハブとして特化する。

inmthrnb.hatenablog.com

そしてこのサイトではメディア部門の記事とあとは日本の記事を掲載することになるだろうが、そこはまだ未定だ。できれば地元の西日本新聞Buzzfeedと提携できればと思っているがどうなるかは分からない。

ただ、メディア部門と連携するということは、メディア部門は韓国語で発信するので、このサイトはいきなり多言語化、つまり日本語と韓国語の両方に対応しなければならない。これも普通にサイトを作る場合に比べれば難易度は高いだろう。

私がすること

この会社で私がすること、したいことしてはサイトを作るための仕様作成やプログラミング、データベースの設計などと、メディアの記事を作る方針と記事のチェックなど。そして何より会社の方向性、目指す道を考えるということ。

とにかく考えて考えて考え抜くこと、それを私の仕事で役割にしたい。

それ以外には

個人的に作りたいプログラムがあるのでこの会社でやるのも手だし、収入の見込みがよろしくないなら何かの下請けやらやる必要があるかもしれない。でも、それはきっぱりと考えない方がいいと感じる。やりたいことから逸れて他のことをしていて本当にやりたいことをなし遂げられるだろうか?しかも、それはただでさえ難易度が高いのに。

ということで、それ以外には何もしない、もし何か別のことをしなければという事態に直面しても、目指すべき道に向かっていくべきではないかと思う。

道のりは厳しいが

こうやって改めて何をしたいのかを整理してみると、とても達成が難しいことをしようと考えているんだなと感じる。単純ではなく複雑で分かりにくくて、見通しだってよくない。そもそもメディアを作るとして私にはそのノウハウはないし経験者が必要だ。サイト作成も様々な要素が絡み合ってくる。とても数人でできるようなものではない。

でも、そういう不安よりもわくわくする興奮の方がはるかに強いことに気づく。もしこの難しい課題を達成したとしたらどんな光景が見られるのだろう?と。いったい私に、世界に、どんな変化が訪れるのだろうか?

これから

今の時点で分かることはただ一つ、自分一人だけではどうにもならないということ。様々な人と関わらなければ達成はできないだろう。そして私はそれをやっていきたいし楽しみにしている。いったいどんな人たちと会うことになるのだろうか?と、とてもわくわくしているから。

パソコンは長時間作業には向いていない

パソコンに初めて触れてからずいぶん経つ。パソコンでできることは本当にいろいろある。ネットにつないだりゲームをしたり年賀状のデータを作ったり。色々な体験をし仕事にもつながったし暇な時の相棒にもなる。

でもいいことばかりじゃない。あまりに長時間にわたってパソコンにかじりついていると様々な弊害がある。目は悪くなるし姿勢は悪くなるしその結果として体のあちこちにダメージが蓄積される。

仕事でパソコンを触るとき、普通はどのくらいの時間になるのだろう。8時間だろうか?今の常識の、といってもそれを常識にすべきとは思わないのだけれど、勤務時間は8時間なのだからそれに合わせて8時間パソコンを触りっぱなし、なんてことはありふれているのだろうか。

でも、それはおかしい。そして、悟った。パソコンは長時間作業には向いていない。だから、8時間勤務なら4時間を限度にして後の4時間は全く別の作業に割り当てるか、それとも思い切って休憩時間にでもすべきではないか。パソコンをミスなく操作するのもパソコンの画面を見るのも十分な体調の良さでもってすべきだと思う。第一パソコンは精密機械なのだ。

扱いはデリケートで操作も神経を使う。パソコンの使い方はそろそろ見直されるべきではないだろうか。

東京中心はもううんざり

私は福岡県の北九州市で生まれ、今もここに住んでいる。いわゆる地方民だが、そうしているとときどき思うことがある。東京中心はもううんざり、と。

東京というと行政、マスコミ、文化、人口、産業の中心だし、人口密度も高い。もし日本で何か大きなことを成し遂げようとするなら東京に行くことが常識ではないだろうか。

でも、それがうんざりする。なぜなのだろう。

九州人、福岡民として

九州から、特に福岡から世界を見てみると朝鮮半島がものすごく近くにあるのを感じる。かつては元寇と朝鮮出兵など歴史的にも重要な関連がある。これは福岡民独特ではないかと思う。福岡以外の、特に本州の関東あたりの人から見れば境界の土地でありどこか他人事ではないか。

しかし、福岡には福岡の九州には九州の事情がある。いまやアジアの玄関口として機能しつつある福岡を筆頭に九州はがんばっているように見える。九州新幹線もできたし、ITは地方からの情報発信を可能にし産業を興す可能性を与えた。実際福岡はIT産業で活況だ。

でも、まだ日本は東京中心で何かあれば東京にお任せという考えは強いし、実際そう動いている現状がある。けれど、もう変えてもいいのではないか。

道州制

福岡民としての自覚はあるが、九州人としての意識というのは思えばあまり持たなかったような気がする。しかし、この独立した島は団結して動けば大きなことができるのではないか。食べ物はおいしいし、自然も豊富。例えば九州で先行して道州制を導入してもいいのではないか。我々が要求しているのは高度な自治、なんて。

これからは

とにもかくにも、もう東京に付き従うつもりは少しもない。私は私で、ここから。

もしニュースサイトを作るとしたら

もしニュースサイトを作るとしたらどうするか。そんなことを考えることがある。

ネットとメディアの現状

ネットは今となってはなじみの深いものだ。多くの人がネット越しで既存のあるいは新興のメディアを閲覧しているだろう。そしてそれらサイトは運営をしていく中で多くの方策がなされている。

ただ、個人的にはしっくりくるものがないというか、不満が多いことがある。例えばある一定期間がくると消える記事、過剰なほど広告がある場合がある、など。あるいは、ある記事は無料である記事は有料にしているなどもあるが、どうも違和感がある。

例えば消える記事。ネット上でうんざりさせられるのはリンク切れがあるということだ。このようなことは今後のIT界では通用しないだろう。また広告頼りというのも多くの問題をはらんでいる。この方法で行くとたいていの場合はクリックベイトやフェイクニュースなど多くの「公害」を出すことになる。今は少しずつ有料化に進んでいるようだが、今あるものは仕組みとしては単純なものであまりよろしくない。

とにかくIT業界の思惑と既存メディアの利害と思惑がうまく合致していない。

これで問題は解決する

そこで、私はちょっとした工夫でしっくりくる方法を考えてみた。もう少し進化した方法があるのではないか、と。

まず恒久的なURLの記事にするということ。これは外せない。そして、広告のみに頼らないようにしたい。しかし、単純な有料化でどれだけ登録者がいるだろうか。そこで、うまく組み合わせることを考える。

まず記事の価値に3段階を設ける。bronze、silver、goldの3つだ。そして、ユーザーの階級に3段階を設ける。free、basic、premiumの3つ。これは料金によって違いがあるようにする。そしてこれらの組み合わせでどう記事を読めるかを決める。

例をいくつか挙げると、freeユーザーはbronzeの記事を制限無しで読めるがgoldの記事は1年間の閲覧制限を受け期間後は広告が表示される、premiumユーザーはgoldの記事を制限無しにまた広告無しで閲覧できる。
表にするとこうなる。

  bronze silver gold
free 制限無し広告有 1か月制限広告有 1年間制限広告有り
basic 制限無し広告無し 制限無し広告有 1か月制限広告有
premium 制限無し広告無し 制限無し広告無し 制限無し広告無し

このような組み合わせでいくと、広告での収入を見込みつつ、有料ユーザーの収入も見込め、どの記事もある期間が過ぎると恒久的なURLを持つ記事となる。ニュースは早さが命という面があるため、ある期間が過ぎた場合の公開はあまり運営の問題にはならないはずだ。

ニュースハブにまで範囲を拡大すると

しかし、これをもしあるメディアが行おうとしても仕組みが複雑なので自前で持つのは厳しいかもしれない。また、今どきはヤフージャパンなどのポータルサイト経由で記事を読む人も多いだろう。この形態での配信を行うサイトをニュースハブと名付け、そして、このニュースハブに上記の新形態の仕組みを持たせたとしたら。メディアはニュースハブに様々な料金でニュースハブに記事を売る。そして、ニュースハブはそれらを分類して効率よくアクセス数を上げ収益を上げる。

コメントはどうするか

ニュースハブにしてもネットメディアにしてもコメントできるようになっているところもあるが、はっきり言って質の低いものばかりになっている。しかしコメントについては新形態サイトなら単純な方法で解決する。つまり有料ユーザーだけコメントできるようにすればいい。なぜかというと無料ユーザーは無責任だが、有料ユーザーはお金を出した分そのサイトを大事にするからだ。

終わりに

これまで様々な形態のニュースサイト、ニュースハブがあった。しかし、そろそろ決定版と言えるようなものがあってもいいのではないか。ただ、様々な思惑があるのだろうか、まだそのようなものはない。

だったら、私が作る。

もし日本発の韓国語ニュースサイトで韓国に進出したら

日本と韓国の間の様々な問題

日本と韓国の間では様々な問題がある。竹島歴史認識慰安婦、最近ではレーダー照射問題など。こういう問題はたいていは国や政治家が何とかするものなのかもしれない。しかし、最近はどうだろう?どんどん悪化しているように見える。なぜ問題がありいまだに解決できないのだろうか。

問題はなぜ解決していないか

私はそれは情報の滞りがあるからではないか、と捉えている。どういうことかというと、韓国の新聞はネット上で日本語の記事を配信していて、それに加えヤフーなどを通して多く日本では共有されている。

ところが韓国ではどうだろうか。日本の、特に韓国との間での問題を日本の視点から、つまり日本の新聞マスコミの情報は韓国語として配信されているのだろうか。私はこの状況が日韓の軋轢の大きな要因ではないかと考えている。

というのも、日本語になっている韓国のマスコミの記事を見ていると、どうも日本の事情が意図的に省かれていると感じることが多いからだ。例えば日本ではあまり関心を持たれないが(もっとも韓国でもあまり関心を持たれているようには見えないが)、ソメイヨシノの韓国記事を見ていると、日本の主張、たとえば接ぎ木をしている、ということを両論併記で取り上げることはまずなかった。

このようなこともあり、情報の滞りが私の眼から見てあるように見えている。これが日韓の関係を考えるうえでかなりの重要な要因ではないだろうか。

しかし、ビジネスチャンスがあるのでは

逆に言うとそれらを解決する仕組みを作れるのであればビジネスにつながるのではないか、ビジネスチャンスがあるのではないか、と考えている。どういうことかというと、話は単純で、日本の日本による韓国語のニュースサイトがあればいいのではないか、ということだ。ITで情報の滞りを解決できるはずだ。

もっともこれは火中の栗を拾うようなものだろう。この問題ではあらゆるところから様々な、普通では対応できないような声が寄せられるだろう。しかし、挑戦する価値はある。

まず、単純な話として韓国は人口は5000万人を超え、その上にネット網が発達している。これは市場として価値がある。また、訪日旅客数の増加などを見ても、日本に関心のある人は潜在的に多いだろうからその人たちの関心が見込める。そして何より、個人的にITに関わる以上は何らかの、ただの金稼ぎではない、日本の世界のありかたを変えるような何かを成し遂げたい欲求がある。日韓の問題はちょうどいいのではないか。

新形態ニュースハブとの組み合わせ

今私は新しいニュースハブの仕組みを考えている。既存のヤフーのニュース配信の仕組みはどうもおかしいと感じている。そこでどういう仕組みのハブがあればいいか、ということを考えている途中だ。それと組み合わせられないか。もし組み合わせることができたなら、これまで見ていた世界はがらりと変わるのではないか、そんな思いがある。

終わりに

私はときどきITは何のためにあるのかと考えることがある。何のためだろう?金儲けのため?それは否定しないがただそれだけというのは何かおかしくないだろうか。もし、この記事を読んでくれた方で同じ思いを共有してくれる方がいれば、一緒に世界を変えて欲しいと私は願っている。

 

クラウドソーシングをやってみての感想―発注と受注、両方やるべし

今年に入ってクラウドワークスとランサーズに登録して受注と発注をしてみた。普通は私のような労働者はただ受注をするものだろうけれど、興味に駆られて発注もしてみた。そのあたりのことはこれまでも書いていたことだ。今回はまだ経験が浅いなりに分かったこと、分析したことを書いていきたい。

受注

まずはいくつかの受注をしてみて思ったこととして、誰しも思うことだろうが単価が安い。ライティングやタスクなどをやってみるとほんとに単価が安いものが多い。もっとも経験なしでも誰でもできることを謳っている作業が多いのだろうから当たり前なのだろうけど、それでも安すぎる気がする。

しかし、例えばIT系の専門的なスキルが求められるものであればそれなりに割りはいいのだがその分に強いライバルがいて受注が難しかった。

発注

前にも書いた通り発注もいくつかしてみた。

クラウドワークスで発注して契約成立。さてどうなる?

クラウドワークスとランサーズでタスク形式の依頼を投げてみたら

もっともお金がないので高額の依頼は出せない。なるべく

クラウドソーシングで稼ぎたいなら

もしある程度にお金が貯まったら、なにか自分に発注して他人にやってもらいたいことがないか考えて実際にいくつか発注してみることをお勧めする。受注だけしていると分からないことがたくさんある。

また、逆に発注だけを考えている人にも受注をいくつかやってみることをお勧めする。受注側に立たないと分からないことはたくさんある。

残念なことにいまのクラウドソーシングは受注だけか発注だけかの存在がほとんどであるように思う。もし今後のクラウドソーシングの隆盛を考えるなら、どちらも行う中間的な存在が必要なのではないか。

リモートワークの罠

それと強く強調しておきたいのだが、基本はクラウドソーシングはリモートワークになる。クラウドソーシングでもそれ以外でもリモートワークをしたことがあることは以前書いた。

リモートワークをして感じたこと

これを読んでもらえれば参考になるだろうがリモートワークには罠がある。くれぐれもリモートワークという働き方に甘い幻想を持たないようにしてほしい。